当然ISO14001を取得した後も、粛々とISOの仕組み(環境マネジメントシステム)を運用していくことになります。
環境目標を定め、目標を達成するために必要な施策を計画・実施し、業務や作業のやり方を改善して、環境に与える負荷を少しずつ低減させていきます。(環境マネジメントシステムの継続的改善)
そして、ISO14001審査も定期的に受けます。1年に1回が基本ですが、審査機関によっては、最初の1年だけ半年に1度受審させるところもあります。
取得後も定期的に審査を受けることで、ISO14001に適合した会社であることが保証されるわけです。
ということは、ISO14001の取得、つまりISOのマークだけが目的ですと、そこから先は果てしなく険しい道を進むことになります。
ISO14001は常に仕事の改善を突きつけてきます。現状の仕事のやり方をより良くしていかないと、環境負荷が減らないからです。
ISO14001の取得件数は2008年のピーク時には2万件を超えていました。しかし、それ以後はゆるやかなペース減少しています。
つまり、せっかく費用と手間をかけて取得したISO14001を返上する会社が後を絶たないのです。
思ったほどの成果が得られていないからではないでしょうか?
ISO14001の取得をお考えなら、「なぜ、取得しなければならないのか?」を今一度、熟考なさってみてください。
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