われわれが事業活動を営むにあたって、地球や周辺の環境に様々な負荷をかけています。

工場でモノを作れば、煙突から排煙が立ち上りますし、河川に排水が流れます。

山林に道路を通せば、周辺の生態系に影響を与えますし、住宅地であれば、騒音・振動が気になります。

自動車で移動すれば、化石燃料を使用しますし、排気ガスを放出します。

オフィスで仕事をしていても、電気・水道、事務用品といった資源を消費します。

事業活動に限った話ではなく、現代社会において、われわれは環境に何らかのダメージを与えることなくして生活することは、もはやできなくなっています。

そこで、環境になるべく負荷をかけずに、社会を発展させていこうとする考え方が生まれました。

ISO14001は、そのような趣旨から創設された制度です。

各国から代表が集まって、環境保全に必要なルールを取りまとめたものです。

ISO14001には、このルールが50個以上含まれています。

それらのルール一つ一つを会社の実際の業務に適用して、そのルールに従って仕事を進めていくことで環境保全を推進します。

それを「どのようにやる」かは、自社の業種や規模、業務が環境に与える負荷を考慮して決めていきます。

この点が誤解されがちなのですが、ISO14001のルール通りに仕事をしていれば、自然に節電やリサイクル活動が実践されて、経費の削減につながるわけではありません。

意欲と工夫が必要です。ご注意ください。

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