・生食用の原材料だと思って仕入れたら、実は加工食用だった…。

・輸送時の温度管理の注意点を配送業者に伝えていたが、守られていなかった…。

・販売店に食材の取り扱いや保管方法を伝えていたが、守られていなかった…。

こういったことが原因で事故が発生した場合、お客様やマスコミに胸を張って説明できる体制を整備するのが、ISO22000を取得する一つ目の理由です。

大手メーカーや小売チェーンが取引先の食品工場への監査を強化しています。

・食の安全を脅かす事故を起こしそうな原因を事前に特定し、対策を立てているか?

・食品衛生管理上必要な手順書等が整備されているか?

・従業員への教育は計画的に実施されているか?

・トレーサビリティが必要な記録はきちんと保管されているか?…等

こういった項目は、ISO22000を取得している企業では当たり前に取り組んでいることです。

彼らにしてみれば、ISO22000を取得している取引先の工場への監査は、取得していない工場での監査に比べれば、天と地ほど手間が少なくて済むのです。

また、コンプライアンスの点から食品安全衛生をしっかり保証できる取引先を選定する必要があります。取引先が食品安全衛生の国際規格であるISO22000を取得していることは、彼らにとっても誠に都合がよいのです。

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