先日、「ISO9001が2015年版に切り替わるということで、品質マニュアルをどう修正したらよいか?」との相談を受けました。
先方にお邪魔して、品質マニュアルを拝見してビックリ! わずか6ページの品質マニュアルです。
目次、品質方針、適用範囲、品質保証体系図といったコンパクトな内容です。
先方のISO管理者さんも、これだけコンパクトなら、直すところなんてないだろうと得意顔です。
体系図を見ただけではわからなかったので質問しました。
「設計のレビューは、どんな体制でやっていますか?」
「はい。こちらです」
ドン!とテーブルに置かれたのは「設計管理手順書」。
そのほかにも、「購買管理手順書」「製品保存手順書」「測量機器管理手順書」…。
たくさん出てきました。
悲しいことに、本来、品質マニュアルに記載すべき項目を「管理手順書」に移しただけ。
結局、こちらの会社さんとは、管理手順書を使いやすいよう、真にコンパクト化することも含めて、2015年版ISO9001移行コンサルの契約をいただきました。
あなたの会社のコンパクトISOは大丈夫ですか?