昨年末に寄せられたISO9001に関するお問い合わせのメールです。

「本年、★月までISO9001を取得していたのですが、業務煩雑の為更新審査を受けることができませんでした。その為、現在では失効状態となっております。
これを再び可能な限り、早急に認証取得を行ないたいと考えております。
御社に認証手続きをご依頼した場合、どの程度のお時間を要しますでしょうか。」

よくよくお聞きしてみますと、ISO9001の取得活動時から長らく品質管理責任者を務めていた方が退職したそうで、それ以後、ISOが回らなくなったとのこと。審査を受けられなかった理由としては、これが本音でしょう。

費用も時間もかけられないとのこと。再取得を決定したのも新規の大口顧客からの取得要請があったため。

そこで提案差し上げたのが、「品質管理責任者の超短期養成」。

(1) ISO9001規格の解釈
(2) 自社でISO規格をどう実施するかの理解(自社の品質マニュアル・手順書の内容把握)
(3) 内部監査&マネジメントレビューの実施方法

以上を3回の訪問でレクチャーします。

実際には、この会社さんの場合、マニュアルや手順書の内容が煩雑だったので、(2)と同時進行で文書のスリム化も行いました。2回追加で計5回の訪問です。

新任の品質管理責任者様に頑張っていただいたおかげで、先週末、無事審査を終え、審査員から認証登録の内諾をもらいました。期限が年度末だったので、先方共々ホッとしています。