ISOって表現が難解なんです。

でも、要求していることはとてもシンプル。

「製品を作ったり、サービスを提供する際には、あらかじめ計画を立てなさい。計画を立てるときは無理のない内容にしましょう」とか、

「お客様から注文を受けたら、返答する前に注文の内容を確認しなさい」とか、

普通の会社さんなら、当たり前にやっていることばかりなんです。

さらに、どう取り組むかも自由です。基準値や規格値といったものは一切要求されません。

大規模な業務基幹システムで生産管理を行うことも、ホワイトボードに今週の予定を記入することも、どちらも「計画を立てる」と解釈して構いません。

お客様から注文を受けたら、ファミレスや居酒屋のように注文を復唱してもいいですし、営業マンが商談の中で確認してもいいでしょうし、技術者がお客様からもらった図面や仕様書に目を通すといったことでも構いません。

どのような方法をとるかは、あなたの会社が決めればいいのです。

同時にここが、ISOが役に立つか役に立たなくなるかの分かれ道でもあります。

● 無条件に現状維持の仕事のやり方を選ぶのか?

● 自社の短所を補ったり、長所をさらに生かすようなやり方を選ぶのか?

さて、どうします?