「ISOは役に立たない。紙に書いてあったって、社員は言うことはきかない」
確かにその通り。紙に書いてもやってくれないなら、ISOなんてやっても無駄です。
やると決めたことを理由なく最後までやりきらない、それでも責められない。これまでもそんなことが頻発していたのではないでしょうか。
指示されても、目立たないようにしていれば、やり過ごせる。いつの間にか指示自体がうやむやになる。
そんな組織風土の会社さんが結構あります。社長が会社をグリップできていないのです。
そして、そんな会社さんでは必ずと言っていいほど、上役やベテラン社員の中に指示を守らずにうやむやにしてしまう者がいます。
下の者が安心して指示を守らなくなります。(笑)
こういった会社さんがやるべきことは、ISOではなく、最後まで決めたことをやり通す実績づくりです。
ラジオ体操でもトイレ清掃でも構いません。トップが率先して取り組み、そして継続する。
「社長、あとは我々がやりますので」と言われるまで続ける。
そこまでしないと、社長が会社の操縦桿を取り戻すことはできないのです。