アクセスツールを確認してみると、“ISOで一人しかいない部署での作成、承認は可能か?”という短文のようなワードで何回か検索されていました。
お困りのご様子なので、今回はこのテーマで記事を書いてみます。
ISO9001の前提で話しを進めますね。(他のISOでも考え方は同じですので)
おそらく、「自分が作成した文書を自分で承認しても問題はないか?」という質問だと思います。
結論から申しますと問題ありません。自分が作成した文書を自分自身で承認しても一向に構いません。
ISO9001では、文書の承認については、「発行前に、適切かどうかの観点から文書を承認しろ」(4.2.3 a)としか言っていません。
文書をきちんと校正しろというよりも、文書の内容に責任を持てという意味合いのほうが強いです。
作成者が誰であるかよりも、だれが内容が妥当かどうかを判断して発行の許可を出したのか、発行責任を明確にしろということです。
ですから、作成者が文書の承認をしても何ら問題はないのです。
それと、話は変わりますが、ISOでは記録の承認は基本的には必要ありません。こちら
記録書式に、何でもかんでも承認をもらわなければいけない状態だと、仕事が前に進まなくなりますのでご注意ください。