先日、お邪魔したとある会社さんでのお話

品質マニュアルを拝見すると、わずか10数ページのボリューム。

私:「ずいぶんコンパクトにまとまっていますね~」

お客様:「いや、実は…」

営業管理規程、購買管理規程、内部監査規程…後ろの棚からゴソゴソと出てくるじゃないですか、指示文書が。

お客様:「マニュアルをコンパクトに作ろうとして、極力薄くしたんですが、そうしたら、逆に何をどうやったらいいかわからなくなってしまって…」

お客様:「結局、手順書を作ってしまいました…」

当たり前ですが、書いておかないと忘れてしまうこと、書いておかないと守られないルールは、最低限文書にしておかないと仕事が進みません。単純に文書を削ってコンパクトにすればいいというわけではないのです。

薄さばかりを強調したマニュアルが使いやすいマニュアルとは限りません。ご注意を。