理由は、2点あります

一つ目は、個人情報保護に対する世間の意識の高まりが挙げられます。

試しに、“個人情報漏洩 事故 一覧”といったキーワードで検索してみてください。

ほぼ、毎日のように個人情報に関連した事件や事故が発生しているのがわかります。

事件・事故の原因を見てみますと、外部から高度なセキュリティ網が突破されて個人情報が流出したといった、映画のような話は皆無です。

ほとんどの事故は、管理の甘さが原因で起きています。

「この程度の管理も徹底できないズサンな会社」というレッテルを貼られることは、金銭的な損害賠償を負担することより、はるかに損失は大きいと言えます。

そして、このような漏えい事故が起きた場合、個人情報の取扱いを委託していた元請の会社も管理責任を問われます。

従って、あなたの会社の取引先や親会社も、あなたの会社の個人情報の管理体制に口を挟まずにはいられないのです。

プライバシーマーク制度は、あなたの会社でもない、取引先や親会社でもない、第三者機関(指定審査機関)が、公平公正な立場から、あなたの会社の個人情報を管理する仕組みを審査する制度です。

審査に通れば、あなたの会社は個人情報をしっかり管理する仕組みを整備し、運用している会社であると認められたことになります。

あなたの会社の取引先や親会社は、安心してあなたの会社に個人情報の取扱いを任せることができるのです。

二つ目は、プライバシーマークの管理上の問題です。

プライバシーマークでは、個人情報の取扱いを委託する先(外注先)を、きちんとした基準で選定した上で、必要かつ適切な監督を行うことが要求されます。

自社と同じ管理レベルの外注先を選ばなければいけません。

つまり、プライバシーマーク取得企業と同等の個人情報の管理ができる外注先を選ぶ必要があるのです。

普段使っている外注先でそこまで個人情報をしっかり管理しているところは少ないので、プライバシーマークを取得している会社は業者の選定にとても苦労しています。

既にプライバシーマークを取得している取引先や親会社にとっては、業者を選定する際に、あなたの会社がプライバシーマークを取得していると、まことに都合がよいのです。

そして、あなたの会社に対する監督も、プライバシーマークを取得していない他の業者ほど過重に行なわなくて済むことになるからです。

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