ISO9001:2015「7.4 コミュニケーション」の解説【改訂3版】

ISO9001:2015 7.4 コミュニケーション

 組織は、次の事項を含む、品質マネジメントシステムに関連する内部及び外部のコミュニケーションを決定しなければならない。
a) コミュニケーションの内容
b) コミュニケーションの実施時期
c) コミュニケーションの相手
d) コミュニケーションの方法
e) コミュニケーションを行う人

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解 説

内部コミュニケーションは社内の情報共有、外部コミュニケーションは社外への情報発信を指します。

a)~e)に沿ってコミュニケーションルートを整備することが求められています。

外部とのコミュニケーションでメインになるのは、顧客と協力会社ですが、顧客とのコミュニケーションは、8.2.1項に設けられていますし、協力会社とのコミュニケーションは、8.4項の購買活動を通して実施するのがほとんどです。ここでは、それ以外のコミュニケーションについて触れておきましょう。

ちなみに、e) コミュニケーション=情報の発信者、c) コミュニケーションの相手=情報の受け手、とお考えください。
d) コミュニケーションの方法には、会議、教育訓練、掲示・回覧板(電子含む)といったものが含まれます。

ISO9001取得のポイント

【必要な仕組み・ルール】
・どのような情報を社内共有、社外伝達するのかを決め、a)~e)の各項目を見出しにして表にまとめる。
【品質マニュアルの記載例】
(1) 当社は、社内と社外への情報伝達を下表のとおり実施する。
…以下、省略”

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