2015年版のISO9001の引き合いが多く寄せられています。

必然、会社さんにお邪魔して品質文書を拝見する機会が多くなります。それで再認識したことがあります。

仕組みが重くて大変だと嘆いていらっしゃる会社さんが共通してお持ちの帳票があるのです。

社内連絡、社内引継の際に使用する帳票です。

内部監査を何時々に実施するといった旨の連絡票、営業から図面や仕様書を受け取った際の検収票、こういった帳票はISO9001では何ら要求されていません。

支店や工場が全国各地にあるので、内部監査の連絡が漏れてひどい目にあったとか、図面や仕様書が部署間を転々とするので、紛失してしまうといった状況でない限り、先の類の帳票はいらないわけです。

このようなことが起こるのも、ISO9001規格をよく理解しないまま、他社(特に大企業)の文書を参考にしてしまうからです。

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