昨日は、オホーツクのとある町まで日帰り出張でした。

「すでにISO9001を取得しているが、追加でISO14001を取得したいので話を聞きたい。ついでに、今のまま追加して問題がないか、ISO9001の文書類を診てもらいたい。」とのご依頼です。

会社の規模が大きいこと、取得してから何年も経っていることから、文書類の肥大化を想像していました。

ところが、実際に拝見すると、意外なほどシンプルで(よい意味で)拍子抜け。

ボリュームが少なく、自社が日常使う用語で書かれており、図表をふんだんに用いています。ISO9001を自分たちのものにしています。マニュアルに踊らされていません。

管理責任者の方がおっしゃっていました。

「審査員の言うことをそのまま鵜呑みにしていたら、どんどんマニュアルが分厚くなっていったと思います」

審査員の指摘内容を精査し、自社の役に立つものは受け入れる、そうでないものは笑って無視するというのが、正しい審査の受け方です。

2011年7月15日記載