ISO9001に、「自社のコミュニケーションルートを整備しなさい」のごとき要求事項があります。
要は、「報・連・相をしっかりせえ」ということです。
コミュニケーションルートの代表的なものは会議やミーティング。
そんなわけで、品質マニュアルに会議の一覧表を載せているケースがよくあります。
この間、お邪魔した会社さんも同様。 それで、会議の様子を知りたくなって、見せてもらおうとしたのですが、ないんです。議事録が…。
会議の議事録をとるのが面倒臭くてコンサルタントに相談したところ、
「ISOではコミュニケーションの仕組みを作ることは求められているが、記録までは求められていない。大変なら議事録を残さなくてもいい」
みたいなことを言われたとのこと。
コンパクトに運用ができるなどと文書や記録の薄さばかりを強調するアホなISOコンサルタントがいるから、ISOは役に立たないと言われるんです。
ISO以前に会議はなぜ必要なのか?
会議の目的は、だれが、いつまでに、何をするか?を決めることでしょ。
だったら、紙に書いておかないと忘れますよね。
紙に書いておけば言質をとったことになりますよね。
言った言わないがなくなるわけです。
会議が報告ばかりと言うのなら、会議のやり方自体を変えてみませんか?
といったことを先方にお伝えしました。
ISOとは別に、「社員が言うことを聞かない」といった相談をよく受けます。
そんな会社さんに決まって、会議や打ち合わせの議事録やメモを残していません。指示がうやむやになるから、守られないのです。
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