ISOが役に立つか、立たないかは、その会社さんのお考え次第でしょう。

「ISOは書類ばかり増えて、クソの役にも立たん!」という話を耳にします。

でも、その役に立たない仕組みを作ったのは当のご自分達です。

おかしな指導をしたコンサルタントをクビにしても、最終的にご自分達で責任を取らなければいけないのです。その仕組みを使うのはご自分達だからです。

役に立たない仕組みをそのまま使っているのは、作り直すのが面倒だからではありませんか?そうであれば、怠慢以外の何者でもありません。

どうやら、ISOを導入すると、必然的に、自動的に、仕事が改善されたり、環境に与える負荷が減ったりするという誤解があるようです。

ISOは、魔法のステッキではありません。

仕組みを作るのも“人”、仕組みを動かすのも“人”なのです。

経営トップが、「ISOでウチの会社を~にしたいんだ!」という強い欲求を持ち、管理者層がそれを実現すべく部下を教育し、現場の社員がその気になって仕事をしなければ、仕組みはうまく機能しないのです。

取得することだけが目的だと、遅かれ早かれ行き詰まります。ISOがお荷物になってしまいます。

そうならないためにも、まず、自社の“あるべき姿”を明確にすることから始めなければなりません。ISOは、それを実現するための道具にすぎないのですから。

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