ISO14001:2015 9.3 マネジメントレビュー

 トップマネジメントは、組織の環境マネジメントシステムが、引き続き、適切、妥当かつ有効であることを確実にするために、あらかじめ定めた間隔で、環境マネジメントシステムをレビューしなければならない。

 マネジメントレビューは、次の事項を考慮しなければならない。

a) 前回までのマネジメントレビューの結果とった処置の状況

b) 次の事項の変化
  1) 環境マネジメントシステムに関連する外部及び内部の課題
  2) 順守義務を含む、利害関係者のニーズ及び期待
  3) 著しい環境側面
  4) リスク及び機会

c) 環境目標が達成された程度

d) 次に示す傾向を含めた、組織の環境パフォーマンスに関する情報
  1) 不適合及び是正処置
  2) 監視及び測定の結果
  3) 順守義務を果たすこと
  4) 監査結果

e) 資源の妥当性

f) 苦情を含む、利害関係者からの関連するコミュニケーション

g) 継続的改善の機会


 マネジメントレビューからのアウトプットには、次の事項を含めなければならない。

– 環境マネジメントシステムが、引き続き、適切、妥当かつ有効であることに関する結論

– 継続的改善の機会に関する決定

– 資源を含む、環境マネジメントシステムの変更の必要性に関する決定

– 必要な場合には、環境目標が達成されていない場合の処置

– 必要な場合には、他の事業プロセスへの環境マネジメントシステムの統合を改善するための機会

– 組織の戦略的な方向性に関連する示唆


 組織は、マネジメントレビューの結果の証拠として、文書化した情報を保持しなければならない。

※ 濃い青文字は新規で追加になった項目

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解 説

ISO14001:2004「4.6 マネジメントレビュー」に該当。規格の趣旨は変わりません。

「4.1 組織及びその状況の理解」「6.1 リスク及び機会への取組み」「9.1 監視、測定、分析及び評価」に関連したインプット項目が追加されています。

アウトプットの項目も列挙されるようになりました。より経営的な視点からの意思決定が求められています。

“他の事業プロセスへの環境マネジメントシステムの統合を改善する”とは、5.1 リーダーシップ及びコミットメント c)項と同意です。
通常業務とISOに関わる業務を分けないで、一本化するための対策を講じることを求めています。

“組織の戦略的な方向性に関する示唆”とは、単純に、自社の経営戦略に関すること、ととらえて結構です。

【2017年11月17日 更新】
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