「残業時間と離職率がぶれていないことが大切。社長になってからこの2つの数字を注視している。
この2つが低く抑えられないと技術者に負荷がかかる。技術者に負荷がかかれば、提供するサービスの質に悪影響が出てくる。最終的にユーザーにご迷惑をかけることになる」
(株式会社カカクコム 田中実 社長「藤沢久美の社長Talk」2013年11月12日放送)

弊社ではISO再生コンサルというサービスを提供しています。

取得したはいいが、取得しただけで終わっているISOをうまく機能させるためのコンサルです。

最初にやることが、「社長が知りたい情報」を明確にすることです。

次に、それらの情報やデータがタイムリーに社長に届くルートを整備します。

情報ルートが整備され、知りたい情報が耳に入るようになると、社長の改善意欲に火が付きます。
目標が変わります。目標の達成計画に魂が入ります。社長にとってISOが会社の操縦桿になった瞬間です。

「社長が知りたい情報」を明確にする際に、ISOにとらわれずに知りたい情報を挙げるようお願いします。

いの一番に挙がるのが、案の定、売上や利益です。でも、これらは結果指標です。

やったことが最終的に売上利益にどれほど貢献したかを確認することは当然必要ですが、先手先手で対策を打つときには使いづらい指標です。

それで、冒頭の田中社長が使っているような先行指標を考えていただきます。

提案書の提出件数だったり、お客さまからの問い合わせ件数だったり、設計・開発段階でのダメ出しの件数だったり、ヒヤリハットの件数だったり、業種によって様々です。

結果指標よりも先行指標の方が改善させやすいし、結果指標は先行指標の組み合わせに過ぎません。

御社の先行指標は何ですか?