今さらですが、ISOでは仕事の記録を残しておくことが求められています。

でも、「ISOで必要だから…」という理由だけで記録を残しておくのもどうかと思います。

だったら、記録を残すことに別の目的を与えるてみてはどうでしょうか。

後で見返して参考になる情報を加えるのです。

例えば、ISO9001では外注業者や仕入業者を評価した記録を残すことになっています。

求められる品質をクリアする能力があるかどうかという、規格で求められる視点だけで評価するのではなく、

・サービスで良くなった点、悪くなった点はないか?
・取扱商品や営業品目に目新しい点はないか?
・支店や営業所に変化はないか?
・経営上の悪い噂を耳にしないか?

といった現場の肌感覚で得られる生きた情報も考慮に入れて、評価記録を残しておけば後々の役に立つのではないでしょうか?

そもそも、ISOは経営者が会社を操縦するためのツールです。経営者が欲している情報を収集し、記録に残すべきなのです。

一度、社長さんも交えて、現場からどんな情報を収集すべきなのか整理するといいですよ。